Netflix_HEARTSTOPPER　ハートストッパー_ユーロス・リン監督

https://www.youtube.com/watch?v=SVSzzIncf5k

そこに戸惑いがある。その先に喜びがある。親友に恋をした。アリス・オズマン原作のベストセラーコミックを映像化した『HEARTSTOPPER ハートストッパー』は、人生と恋、そして高校生たちの青春を色鮮やかに描き出す、全8話のラブストーリー。

Netflixの今年前半の高評価作なので、気になっていた

忙しいのに手を出してしまったが、1話30分未満。ここの軽さが今はありがたい

これは、自分と全く遠い世界の話なので価値観を広げるのにもってこいだ。最近なんだかんだでマチズモな作品ばかり見てきた気がする。この作品のちょっと違うベクトルが嬉しい

LGBTQの学園ドラマ、と、レッテルを貼るのが良いのかどうか、単なる初恋青春もの、たまたま同性同士の恋愛だった、と捉えてもいいのかもしれない

彼女の振る舞いが、今、欧米で「正しい」と期待されている振る舞いなのだろう。あとチャーリーの父も。

Thank you for telling me. I’m sorry if I ever made you feel like you couldn’t tell me that.

親世代が既にLGBTQに理解があるものとして描かれているのが特徴的（逆に、同級生の中にはまだゲイフォビアがある）

こういう分野（いわゆるBLというのだろうか）をのこと、これまで自分はあまり見てきいないのでこの作品がジャンルの中でどこまで斬新なのかを判断しかねる

思えば自分は、麻薬カルテルもの、犯罪もの、ブラックコメディものが専門だ

ちょっとニックいい奴に描きすぎじゃないか？（ep.4時点）

あっという間に完走。終盤、ニックのキャラクターがどうなるのかなと思ったが、こうまとめて終わらせたか！という感じ。個人的な予想は外れた

全体に、自分には飲み込めない、居心地の悪さを感じる部分もあったけれど、これこそが価値観のストレッチなんだろうと思う

サブキャラの一人ひとりの描き方は良かった。美術の先生、姉、父、友達たち、みんな良かった

チャーリーの気持ちも自分は理解できない。しかし、彼が「自分の存在が皆を苦しめる、自分のような人間は存在しない方がいい」と思い詰める姿を見て、そんな世界であっちゃいけないな、と思った

2022/6/19